特集:
2008/06/08 日記<トヨタ・カムリ>
トヨタ・カムリ
カムリ (CAMRY) は、トヨタ自動車で生産されている乗用車である。
概要
元々は中型大衆車として登場し初代はトヨタ・カリーナ|カリーナ(現:トヨタ・アリオン|アリオン)の姉妹車であった。、トヨタカローラ店においてはトヨタ・カローラ|カローラの上位車種という位置づけであった。現在ではトヨタ・マークX|マークXと同格車種として扱われているが直接の姉妹車という訳ではない。、車幅はマークXはおろかトヨタ・クラウン|クラウンより大きくマークXは1775mm、現行クラウンは1795mmであるのに対し、現行カムリは1820mmである。、最小回転半径が5.5mとなる。BMW・5シリーズやメルセデス・ベンツ Eクラスと同格寸法で、より大きな室内空間を意識した設計となっており、FFセダンのなかで最も売れているトヨタグループの世界戦略車である。カムリのG-ディグニスエディションはマークX最上級グレードの300Gクラスとなり、機敏なドライブフィールを重視するマークXか後席居住性を重視したカムリにするかで販売チャネルと客層を分けている。2006年1月のフルモデルチェンジでトヨタ・ウィンダム|ウィンダムと統合された現在では、カローラ店専売車では最上級車種である。日本国内では販売台数が少なく、道路で見かける機会は少ないが、世界市場での人気は絶大で、特に北米市場では、連続してクラストップの販売実績を誇り、人気は極めて高い。また、オセアニア・東南アジア地区での人気も高い。全世界で累計1000万台以上を販売しているトヨタのベストセラーカーであり、同社の屋台骨を支える世界戦略車でもある。国際的にメジャーな車にも関わらず国内販売はやや不振な理由に、ネーミングイメージと運転時の取り回し、道路事情・車庫スペース等の事情が影響しているが、トヨタグループではゆったりした直進安定性と居住性を鑑みロングクルージングを意識した大型FFセダンをイメージコンセプトとして開発された車である。
欧米市場でカローラクラスと言われたのは先代モデルまでとなっており、価格帯も上昇した。ネーミングを変えた後継車種の案もでたが、国際戦略車としてのネームバリューを国内に根付かせたいという思惑とカムリという従来のイメージギャップの打破を目指し、車名を継続した。
歴史
初代 A40/50系(1980年-1982年)
* 1980年1月トヨタ・セリカ|セリカのセダン版として登場。正式には「セリカ・カムリ (CELICA CAMRY) 」と名乗り、セリカの名前を頂いてはいたが、実質的には2代目トヨタ・カリーナ|カリーナの姉妹車であった元来セリカのセダン版がカリーナなのである。。販売はカローラ店一部地区ではトヨタディーゼル店でも。。加えて80年3月にクレスタ発売と同時にビスタ店がオープンすると、クレスタの下級車種としてビスタ店でも併売された。* 当時トヨタは、2代目カムリ/初代ビスタたるV10型をカローラ店/ビスタ店で発売するべく開発中であったが、当時のカローラ店取扱のセダンはカローラが最高クラスであり、それ以上はカローラ店の顧客には馴染みが無かった。その為、できるだけコストを掛けずに市場を開拓するために急遽、この初代カムリが市場投入されたものと思われる。* 歴代カムリの中では最初で最後の後輪駆動|FRモデルでもあり、生産期間が2年強と超短命モデルでもある。型式・グレード
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2代目 V10系(1982年-1986年)
* 1982年3月登場。二輪駆動|前輪駆動化され、セリカのサブネームが外れる。また、姉妹車のビスタが登場このため、カムリはトヨタカローラ店|カローラ店専売車種となる。FF化によって“(当時の)トヨタ・マークII|マークIIより広い”と評された、広い室内が売りであった。当初は1800ccエンジン(1S-LU)に5速マニュアルミッションのみの設定だった。キャッチコピー
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Image:Toyota-Camry-hatchback.jpg|輸出仕様リフトバック(リア)
3代目 V20系(1986年-1990年)
* 1986年8月登場。ガソリンエンジン|エンジンは、2000ccのみトヨタ初となるハイメカDOHC|ツインカム(3S-FE型)エンジンが搭載された。ほかに1800cc(1S-i型)と2000ccターボディーゼル(2C-T型)、更に先代から引き続き2000ccスポーツツインカム(3S-GE型、2.0GTのみ)が用意された。エクステリアは、トヨタ・カリーナED|カリーナEDや2代目トヨタ・ソアラ|ソアラから始まった当時のトヨタデザインのトレンドに沿い、角と丸を巧みに融合させたもので、モールやメッキ類の採用で車格感も高められている。
インテリアは先代の比較的シンプルなものから一転し、上位車種であるマークIIに匹敵する豪華なものとなった。一部の上級グレードではコンパクトディスク|CDプレーヤーやクルーズコントロールがオプションで選べるなど、装備の面でもこれらに劣らない豪華さを誇った。フロントウインドウの傾斜もきつくなり、先代のような圧倒的な室内広さは実感できなくなり、初のFF中型車として実験的な色彩が感じられた先代とは違う、トヨタ車としてごく普通の車となった。
プロミネントのエンジンは2000ccV型6気筒DOHCのトヨタ・VZエンジン|1VZ-FE型で、最高出力は103kw 140ps)/6000rpm・最大トルクは174Nm(17.7kg・m)/4600rpmを発揮。
海外ではステーションワゴンも存在したが、日本市場向けラインナップに追加されることはなかった。
ハードトップのプロミネントは、北米でレクサスが発足した当初、レクサス・ES|ES250として販売された。フロントグリルなどが同時に登場したレクサス・LS|LS400(初代トヨタ・セルシオ|セルシオ)に似せた造形になっているのが国内仕様との違いであった。
ES250のエンジンは2500ccV型6気筒DOHCの2VZ-FE型で、最高出力は116kw(158ps)/5800rpm・最大トルクは206Nm(21kg・m)/4600rpmを発揮。
国内ではトヨタのFFと4WD車のラインナップ上の最上級車種として、またカローラ店の最上級車種として、時の『ハイソカー』ブームにうまく乗った戦略が功を奏し、なかなかの成功を収める。その豪華さから「FF版マークII」とも呼ばれた。;CM
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備考
Image:Toyota-Camry-1st.jpg|セダン(北米仕様)
Image:2nd-Toyota-Camry-wagon.jpg|ステーションワゴン(北米仕様:リア)
画像:Lexus ES250.jpg|初代レクサス・ES(カムリプロミネントのレクサス仕様)
4代目 V30系(1990年-1994年)
* 1990年7月登場。この代より輸出仕様は3ナンバーボディーとなり後に「トヨタ・セプター|セプター」として日本国内でも販売された、日本国内に導入されたこのモデルは日本国内専用車となる後に中古並行という形でロシア等海外に流出している。先代よりも丸みが強調されたが、初代トヨタ・セルシオ|セルシオからのデザインが生かされた張りのあるボディとなった。セダンには1800cc(4S-FE型)、2000ccの直列4気筒ハイメカツインカムガソリンエンジン(3S-FE型)、ツインカムの3S-GE型と2000ccディーゼルターボ(2C-T型)が用意された。駆動方式はFFとフルタイム4WDの2種類。FFには4WS設定モデルも存在した。キャッチコピー
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Image:1990 Toyota Camry (Japanese spec) 02.jpg|リア(前期型)
Image:Toyota Camry (third generation, V30) (rear), Serdang.jpg|リア(後期型)
5代目 V40系(1994年-1998年)
* 1994年7月登場。当初は、北米カムリとの部品の共通化率を高めた3ナンバーモデルとして計画されていたが、バブル崩壊に伴う乗用車市場の冷え込みもあり、設計途中で5ナンバーサイズへと変更された。トヨタでは他にトヨタ・ビスタ|ビスタアルデオの全高を試作途中に150mmも高めた例もあるが、このような開発末期の大きな設計変更は、全てのメーカーができるものではなく、資金力に勝るトヨタならではのエピソードとなっている。前述のとおりモデルチェンジ (自動車)|モデルチェンジの時期がバブル崩壊と重なった事も影響し、大幅なコストダウンを強いられたために装備やインテリアが先代と比較してかなり簡素なものになり、特に前期型にはフロントグリルのエンブレムがないという、徹底したものであった。ラインアップも削減され、このモデルよりプロミネントは消滅し、セダンのみの設定になった。排気量はガソリンエンジンが、トヨタ・S型エンジン (2代目)|1800cc(4S-FE型)と、2000cc(3S-FE型)、ディーゼルターボエンジンはトヨタ・C型エンジン (3代目)|2200cc(3C-T型)に拡大された。当初はガソリン2000ccモデルにのみフルタイム4WDの設定があったが、後に2200ccディーゼルターボにも設定された。キャッチコピー
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Image:Toyota Camry 40 004.JPG|リア
6代目 XV20系(1996年-2001年)
* 1996年12月にトヨタ・セプター|セプター(北米カムリ)の後継車種として「カムリ・グラシア (CAMRY GRACIA) 」の名前で登場後のマイナーチェンジでセダンのみグラシア名が外れる。3ナンバーとなり、エンジンもセプターと同じ直列4気筒の2200cc(5S-FE)とプロミネント以来のV6エンジン搭載車でもある2500cc(2MZ-FE)を搭載する。日本向けのV6エンジン搭載車はこの代が最後ボディタイプはセダンとステーションワゴン日本国内向けのカムリとしては最初で最後のステーションワゴンであった。の2種類。従来のセプターに設定されていたクーペは日本では不評のため廃止された。ただし、北米市場には後継車種がトヨタ・カムリソラーラ|カムリソラーラとして投入されている。また、日本仕様はこの代からAT車のみとなった。また、このモデルからセダンがダイハツ工業へ「ダイハツ・アルティス|アルティス」として2000年3月からOEM供給されている。
カムリグラシアワゴンの姉妹車としてトヨタ・マークIIクオリス|マークIIクオリスがあり、こちらはトヨペット店で販売された。
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Image:1997-1999 Toyota Camry.jpg|6代目カムリ(北米向け、前期型)
画像:2000-01 Toyota Camry.jpg|6代目カムリ(北米向け、後期型)
画像:Toyota-camrygracia xv20sedan-rear.jpg|6代目カムリグラシア(セダン)
画像:Toyota-camrygracia xv20wagon-front.jpg|6代目カムリグラシア(ワゴン)
7代目 XV30系(2001年-2006年)
* 2001年9月27日登場。セダンのみとなる。日本仕様はV6エンジン搭載車が廃止され、直列4気筒2400cc(2AZ-FE)のみとなった。トヨタ・ウィンダム|ウィンダムと共通のプラットフォーム (自動車)|プラットフォームを使用する。CMでは、男性がカムリの広告が刷られた新聞紙を折り曲げようとするが、硬くて曲げられないこと(=カムリの強い骨格)がアピールされている。形式は本来はXV30系だが、トヨタ車の形式の法則でX+Z=CとなるためACV30、MCV30(北米向けV6仕様)となる。キャッチコピー
Image:05-06 Toyota Camry XLE.jpg|後期型(2004年7月 - 2006年1月)
Image:Toyota Camry (fifth generation, first facelift) (front), Serdang.jpg|東南アジア仕様
Image:Toyota Camry (fifth generation) (rear), Kuala Lumpur.jpg|東南アジア仕様(リア)
8代目 XV40系(2006年-)
* 2006年1月30日に登場。エクステリアデザインは今までのカムリのイメージを覆すスタイリッシュでアグレッシブなものとなる。2005年末をもって生産終了されたウィンダムを統合する役目もあるため、今回のモデルではさらに上質感に磨きをかける。日本仕様はベージュ内装でエアロパーツの設定もないが、北米仕様にはSE、オセアニア仕様にはスポルティーボと呼ばれるスポーティなモデルが存在しており、3本スポークステアリングを装備し、内装色もブラックである。また、横幅がトヨタ・セルシオ|セルシオ並みに拡大され、エンジンは従来と同じ直列4気筒2400ccだが、馬力が159馬力から167馬力となった。北米仕様にはV型6気筒3500ccやハイブリッドカー|ハイブリッド仕様も設定されるが、日本で販売される予定はない。シフトは5速AT(4WDは4速AT)。北米仕様のV6モデルには6速AT(シーケンシャルシフト付き)が採用されているほか、中近東、ニュージーランド仕様などには5速MTも設定されている。最上級グレードGディグニスエディションは本革シートを標準装備する。オセアニア仕様は日本同様、直列4気筒エンジンのみの設定である。ただし、カムリをベースに前後デザインを変更した上級車種がトヨタ・オーリオン|オーリオン(Aurion)として発表されており、こちらはV6のみの設定となる。また、アジア仕様(中国、台湾、東南アジア諸国に投入)のデザインもオーリオンにほぼ準じたものとなっており、日米版カムリとは大きく異なる。
なお、北米向けのトヨタ車のリアエンブレムは、1989年にトヨタが現在のトヨタマークを導入した以降も、これまではトヨタマークと「TOYOTA」のローマ字が併用されてきたが、この8代目カムリ以降のピックアップトラックやSUVを除くトヨタ車からは、「TOYOTA」のエンブレムが外され、日本仕様同様にトヨタマークのみとなった。
直4エンジンの形式は7代目と同様の理由でACV40となるが、V6仕様はGRエンジンのため、R+X=SとなるためGSV40となる。
2007年7月に外装色ラインナップと内部インパネまわりの色調が変更された。
2007年4月から、北米にある富士重工業(スバル自動車)の保有する工場の生産ラインを使用し、北米向けカムリの生産が行われているスバル北米工場で「トヨタ・カムリ」生産、トヨタのハイブリッド技術をスバルに提供。
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Image:ACV40Camryinterior.jpg|車内
Image:2007 Toyota Camry Sportivo 01.jpg|スポルティーボ
Image:2006 Toyota Camry 02.jpg|8代目カムリ(リア)
Image:Toyota camry hybrid.jpg|カムリハイブリッド(北米仕様)
Image:Toyota Camry (sixth generation) (front), Serdang.jpg|アジア仕様
Image:Toyota Camry (sixth generation) (rear), Serdang.jpg|アジア仕様(リア)
レース出場
2007年からカムリをベースにしたマシンで、現在アメリカで最も人気のある自動車レース・NASCARの最高峰クラスであるネクステルカップ(現・スプリントカップシリーズ|スプリントカップ)とブッシュシリーズ(現・ネイションワイドシリーズ)に参戦した。また、2007年はトヨタ北米進出50周年でもあった。2008年からは有力チームであるジョー・ギブス・レーシング所属の人気NASCARレーサーであり、年間王者の経験もあるトニー・スチュアートも乗ることになっているため、活動が期待される。2008年3月9日、スプリントカップシリーズ第4戦が米ジョージア州のアトランタ・モーター・スピードウェイで行われ、スチュアートのチームメイトであるカイル・ブッシュ(米国)が外国車メーカーとしては1954年のジャガー (自動車)|ジャガー以来、日本車メーカーとしては史上初となる優勝をもたらした。また、レース活動ではないが中東地区ではドリフト走行|ドリフト仕様のベース車として、XV30系、XV40系を中心に日本でいうところのトヨタ・AE86|AE86トヨタ・カローラレビン|レビン/トヨタ・スプリンタートレノ|トレノ同様人気がある尚、この中東でのドリフトでカムリ以外にしばしば目にする車両は同じく大型FFセダンのホンダ・アコード/ホンダ・インスパイア|インスパイア、ヒュンダイ・ソナタ(EF系後期/NF系)が代表的である。。
車名の由来
取扱いディーラー
脚注
関連項目
* トヨタ自動車外部リンク
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