特集:
2008/06/13 日記<トヨタ・ブレイド>
トヨタ・ブレイド
ブレイド (BLADE) は、トヨタ自動車が生産・販売する、ハッチバック型の自動車である。
概要
ブレイドは「大人しくない大人に、ショート・プレミアム」というコンセプトのもと、高級車の上質さを兼ね備えたアクティブな大人のためのハッチバック車として設定され、トヨタ店とトヨペット店の2系列で販売される。トヨタ・オーリス|オーリスとは姉妹車の関係にあるが、両者のコンセプトとターゲットは明確に異なる。そのため、主として前部のエクステリアデザインや尾灯|テールライトのデザイン|意匠がオーリスとは異なり、リアサスペンションも日本仕様オーリスの2WD車で標準となるトーションビーム式サスペンション|トーションビーム式ではなく、欧州仕様オーリス、同社のT250系トヨタ・アベンシス|アベンシス、T240系およびT260系トヨタ・プレミオ|プレミオ / トヨタ・アリオン|アリオン(4WD仕様)、E120系およびE140系トヨタ・カローラ|カローラシリーズ(4WD仕様)、E150系オーリス(4WD仕様)等とほぼ共通の機構を持ったバイザッハ・アクスル型ダブルウィッシュボーン式が2WD車、4WD車を問わず標準設定される。ボディフレーム形式 (自動車)|フレームや内装の一部はオーリスと共通となるが、エンジン排気量の拡大に伴いボディの一部とブレーキが補強される。装備も高級車種として見合うようダッシュボード表皮にスウェード調表皮が奢られるなど、見た目の品質感の向上が図られるほか、横滑り防止機構|横滑り防止装置(VSC)が装着されるなど上級装備が標準装備される。オーリスとは異なり、当面は日本国内専用車として販売される模様である。
歴史
初代(AZE156H(2.4L FF)/AZE154H(2.4L 4WD)/GRE156H(3.5L)、2006年-)
位置づけ
2006年10月に先行発売されたオーリスとともに、歴史的にはトヨタ・カローラランクス|カローラランクス / アレックスの後継車種であるが、トヨタ・カローラ|カローラシリーズのモデルチェンジ (自動車)|モデルチェンジより少し遅れて登場した。2006年のカローラモデルチェンジでは国内向けカローラ後継車(E140系)と欧州向けカローラ後継車(E150系)は、それぞれ別の型式番号を持ち、国内では両者の型式が併売された。これは、欧州カローラハッチバックの後継車(オーリス)が、現地の市場動向に応じて大型化されたことによる。オーリスとその姉妹車であるブレイドは、先にモデルチェンジを果たした10代目カローラシリーズとは異なり、新統一プラットフォーム (自動車)|プラットフォームをベースとして開発され、特にブレイドについては、大型エンジンを搭載した新世代の「上質なハッチバック車」として発売された。ブレイドの開発コンセプトは「ショート・プレミアム」。姉妹車のオーリスは欧州市場でCセグメントハッチバック車(なおトヨタ・ヴィッツ|ヤリス(日本名・ヴィッツ)はBセグメント、トヨタ・アイゴ|アイゴはAセグメント)に分類され、それら同格車と競合する世界戦略車であるのに対し、ブレイドは遊び心を忘れないおしゃれな団塊の世代(2007年現在、50〜60歳代のユーザー層)の上位車種からの乗り換え(ダウンサイジング)をターゲットとした国内専用モデルとして、また子育てを終了した一部のポスト・ミニバンユーザー層もターゲットとし、スタイリング、室内空間、走行性能、それぞれを融合させた新しい上級車として新規提案された。生産はオーリス同様、関東自動車工業の岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町)が担当する。高出力エンジンを搭載したコンパクトカーは一般的にはホットハッチとされることが多いが、マスターの場合はスポーツ性の為というより高級感の為に高出力エンジンを搭載したとされる。実際、ホットハッチ・スポーツカーを好む層はマニュアルトランスミッション車を望む事が多いがマスターはオートマチックトランスミッション車のみとなっている。
エンジンとプラットフォーム
エンジンは2.4Lは直列4気筒のトヨタ・AZエンジン|2AZ-FE型、3.5LはV型6気筒のトヨタ・GRエンジン|2GR-FEが搭載される。プラットフォームは、オーリスと共通でトヨタ・RAV4|RAV4やトヨタ・エスティマ|エスティマに用いられた新MCプラットフォームをベースに開発され、トランスミッションは2.4Lは全グレード7速マニュアルモード付き無段変速機|CVT(SuperCVT-i)、3.5Lはスーパーインテリジェント6速オートマチックとなる。フロントサスペンションはマクファーソンストラット式、リアサスペンションはダブルウィッシュボーン式を二輪駆動|2WD、四輪駆動|4WD(マスターはなし)全グレードに採用。主要なボディフレームとサイドパネル、内装の一部はオーリスと共通となるが、エンジン排気量の拡大に伴いボディの一部とブレーキが補強される。機構的にはヒルスタートアシストコントロール、ホイールスピンを防止するTRC(トラクションコントロールシステム|トラクションコントロール)、VSC(横滑り防止機構|横滑り防止装置)、EBD付アンチロック・ブレーキ・システム|ABS、ブレーキアシストが設定されている。
デザイン・コンフォート
フロントマスクデザインは、オーリスとの差別化が図られ、アクはないものの、やや押し出しの強いグリル(オリジナルのエンブレム付き)とL字型前照灯|ヘッドライトなど、日本的な高級感を強調したデザインを採用しトヨタ・クラウン|12代目クラウンとかなり似通ったものになった。(オーリスでは欧州販売を主眼とした世界戦略車として欧州トヨタの現地デザイン案が採用された)。一方、リアデザインは専用のクリアテールランプが与えられるほか、リアフェンダー (自動車)|フェンダーからテールにかけての豊かな曲面により接地感の高いデザインが与えられる。ブレイドは、トヨタ製上級車種を意識した塗装品質規格が採用されるほか、ライバルをしのぐ静粛性能|静粛性が確保される。内装では、基本造形では中世欧州建築様式にヒントを得た「フライングバットレス」(飛梁)など、オーリスとの共通の特徴を持つほか、ダッシュボード表皮にスウェード調表皮を用いるなど一部部品の表面素材は、オーリスと比べ良質のもの(スエード調インテリア)が採用される。インテリアカラーは標準色のダークブルーの他、上級グレードには、アイボリーの専用色も設定され、人工皮革・アルカンターラシート(運転席8ウェイパワーアシスト付)が標準で装備される。標準グレードはダークブルーファブリック。
グレード
2.4Lエンジンでは、標準グレード(ブレイド)と上級グレード(ブレイドG)の2つで販売展開され、それぞれ二輪駆動|FF(2WD)と四輪駆動|4WDが用意される。両グレードは、基本機構は共通で装備品目が異なる。全車無段変速機|CVT(SuperCVT-i)が搭載される。また、オーリスよりも上級志向のモデルになるため、標準グレードでも通常のコンパクトカーの最上級グレードと同等の装備が標準装備になっている。SRSエアバッグ(運転席・助手席)、SRSニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバック(前席のみ)、サイドカーテンエアバッグ(前後席)、リアセンターヘッドレストなどの安全装備をはじめ、本革製シフトグリップ、フォグランプ、コンライト(自動点灯ヘッドライト)、サイドターンランプ付き電動格納式カラードドアミラー、常時発光式メーター、スマートエントリー・スタートシステムなど。
標準搭載されるエア・コンディショナー|エアコンはセカンダリベンチレーション付オートエアコンで、上級グレードは左右独立温度設定が可能となる。ディスチャージヘッドランプは標準グレードはオプション、上級グレードで標準装備となる。3.5Lエンジンでは、標準グレード(ブレイドマスター)と上級グレード(ブレイドマスターG)で展開される。駆動方式は二輪駆動|FF(2WD)のみである。トランスミッションはスーパーインテリジェント6速オートマチックが搭載される。
サスペンションは専用チューニングされ、16インチのディスクブレーキと17インチアルミホイールとタイヤが採用された。
ステアリングにバトルシフト、内外装にはフロントグリル、リヤエンブレム、本革巻きシフトレバーノブ、シフトゲートパネルなどが専用品となる。
ブレイドマスターGでは、レーダークルーズコントロールとミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステム(ブレイドマスターではオプション)、助手席4ウェイパワーシートが追加される。
車名の由来
「ブレイド」は英語で刃(やいば)を意味し、「人を魅了する鋭さを持ったクルマ」の意。スタイルや走りにおいて人を魅了する鋭さを持ち、新しいマーケットを切り拓きたいという開発者の想いがこめられている。
尚、V6・3500ccにつくサブネームの「マスター(Master)」は師匠という意味ではなく、英語のmasterpiece(傑作車輌)から来ている。
CMソング
取り扱いディーラー
関連項目
外部リンク
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